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- 失敗しないイベントプラットフォームのRFP(提案依頼書)の作り方・必須要件一覧
「前回導入したイベントツールは、結局参加者の名刺データしか取れず、インサイドセールスから『このリストではSQL(引き合い)に繋がりません』と突き返されてしまった……」
数千万円規模の予算が動くBtoBの自社カンファレンスやプライベートショーにおいて、システム選びの失敗はマーケティングROIの致命傷になります。そして、その失敗の9割は、ベンダー(システム提供会社)に提出する「RFP(提案依頼書)の要件定義の甘さ」に起因しています。
本記事では、BtoBイベントのパイプライン(商談)創出を最大化するために、ベンダーへ提示すべき「RFPの正しい作り方」と、時系列で整理された「必須要件チェックリスト」を徹底解説します。
本記事の結論
失敗しないイベントプラットフォームのRFPを作成するポイントは以下の通りです。
- 「会期中の機能」に絞らない: 当日の機能要件だけを羅列すると、ベンダーの提案余地が消え、単なる「価格競争(安かろう悪かろうのツール)」に陥る。
- 時系列での全体設計を問う: 「会期前(集客・マッチング)」「会期中(受付・安定性)」「会期後(データ活用・オンデマンド)」の横断的な解決策を求める。
- 裏側のオペレーションを重視する: 講演者や出展社を管理する「事務局の負担軽減」を必須要件に組み込む。
- 最重要は「セキュリティ」: 企業の貴重な顧客情報を預かる以上、強固なセキュリティ要件を満たしたプラットフォーム(EXPOLINE等)を厳選する。
第1章:RFPを「会期中の機能」だけで作ると失敗する理由
RFPを作成する際、多くの担当者が「参加登録フォームが作れるか」「QRコード受付ができるか」「動画配信ができるか」といった「会期中(当日)の機能の○×リスト」を作ってしまいます。
これが最大のアンチパターンです。なぜなら、機能の有無だけに絞ってしまうと、イベントの全体像(網羅性)が失われ、ベンダー側に「どうすればこのイベントがより良くなるか」を考えさせる(提案する)余地がなくなってしまうからです。
結果として、各ベンダーから上がってくるのは「うちもその機能はあります」という同質化された提案ばかりになり、最終的に「一番見積もりが安いシステム」を選ぶことになります。これでは、ビジネス成果(ROI)を生み出す高度なプラットフォームと、手軽なSaaSツールを見分けることができません。
RFPの作成ポイントは、「イベントの前工程(会期前)から後工程(会期後)までを順序立てて整理し、カスタマージャーニー全体を通じた解決策(方法論)をベンダーに提示させること」なのです。

第2章:時系列で整理する「RFP必須要件チェックリスト」
BtoBカンファレンスで確実に商談を生み出すために、RFPに組み込むべき必須要件を「会期前」「会期中」「会期後」、そして「全体」のフェーズに分けて整理しました。このリストをコピーして、貴社のRFPのベースとしてご活用ください。
【フェーズ別・RFPチェックリスト一覧】
| フェーズ | RFPに記載すべき「具体的な要件」とベンダーに求める提案 | 狙い・期待するビジネス成果 |
| 【会期前】 集客と マッチング | ・フォーム最適化とMA連携: 集客施策と連動し、離脱を防ぐUIの登録フォームであること。入力データがMA/CRMとシームレスに連携できること。 ・AIマッチング: 事前登録データに基づき、参加者に最適なセッションや出展社をリコメンドし、ダブルオプトインでの事前商談予約が完結すること。 | 参加者の情報迷子を防ぎ、会期前から質の高い商談(パイプライン)を意図的に創出するため。 |
| 【会期中】 安定性と 体験向上 | ・受付の混雑解消の方法論: 単なるQR受付ではなく、数千人規模でも受付がスタック(滞留)しない具体的な機材構成とオペレーションを提示できること。 ・リアルタイムの行動把握: VIP顧客や重要ターゲットが「いつ、どこに来たのか」をリアルタイムで検知・通知できること。 ・配信の安定性: 大規模アクセスに耐えうる安定したオンライン配信基盤であること。 | 来場者のストレスをゼロにし、現場のインサイドセールス・営業担当者が機会損失なくアプローチするため。 |
| 【会期後】 即時営業と 継続接点 | ・クレンジングされたデータの即時出力: インテントデータ(視聴時間、資料DL等)が名寄せ・クレンジングされた状態で、会期後すぐに営業に渡せる(出力/連携できる)こと。 ・オンデマンド配信の継続: イベントサイトを閉鎖せず、そのままオンデマンド配信メディアとして継続運用できること。 | 鉄は熱いうちに打つ(最速の営業アプローチ)を実現し、イベントのリード獲得効果を長期化させるため。 |
| 【全体】 裏側管理と 安全性 | ・事務局の負担軽減(ステークホルダー管理): 出展社、講演者、来場者のデータや提出物を一元管理する「専用ポータル」等を有し、事務局工数を削減できること。 ・セキュリティ: シングルサインオン(SSO)対応やISMS取得など、エンタープライズ基準の強固なセキュリティを満たしていること。(※最重要) | 事務局の疲弊・ミスを防ぎ、企業の機密情報と顧客データを安全に保護するため。 |
第3章:システム要件を満たすだけでなく「伴走」できるベンダーを
ここまで、時系列に沿ったRFPの必須要件を解説しました。機能の○×ではなく、「インサイドセールスがスピーディに動けるデータ管理」や「受付をスタックさせない方法論」を問うことで、ベンダーの真の実力が浮き彫りになります。
これらの高度な要件をすべて網羅し、柔軟なカスタマイズに応えられるのが、統合型イベントプラットフォーム『EXPOLINE(エキスポライン)』です。
EXPOLINEは、RFPの回答を提出するだけでなく、「そのデータ要件であれば、イベント当日の受付の動線はこうすべきです」「MA連携を見据えるなら、登録フォームの設問はこう変えましょう」といった、イベントの前工程から後工程までを見据えたプロフェッショナルとしての逆提案と、徹底した伴走サポートを提供します。
現在、次期イベントに向けてRFPの作成を進めているマーケティングご担当者様は、ぜひその要件の壁打ち相手としてEXPOLINEにご相談ください。価格競争のツール選びから脱却し、貴社のビジネス成果を最大化する最適なプラットフォーム構成をご提案いたします。

💡 よくある質問(Q&A)
Q. イベント管理ツールとイベントプラットフォームの違いは何ですか?
A. 「イベント管理ツール(SaaS)」は受付や決済など、特定フェーズの業務効率化を主目的とした手軽なシステムです。一方、「イベントプラットフォーム(EXPOLINE等)」は、会期前の集客から会期後のデータ連携・オンデマンド化まで、カスタマージャーニー全体を統合管理し、ビジネス成果(ROI)の最大化を目的とした基盤です。
Q. セキュリティ要件をRFPに入れる際、具体的に何を聞けば良いですか?
A. 「ISMS等の第三者認証の取得有無」「データの暗号化方式」「WAF(Web Application Firewall)の導入有無」「脆弱性診断の実施頻度」「SAML等を用いたSSO(シングルサインオン)連携の可否」などを記載し、ベンダーの体制を確認してください。
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