オンラインセミナーとは?メリット・デメリットやデメリットの解決策を解説

オンラインセミナーという言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。会場で開催するセミナーとは違ったメリットがあり、コロナ禍においてリアルイベントとの代替としても注目されているのがオンラインセミナーです。

しかし、具体的にどのような魅力があるのかよく分からないという人もいるでしょう。
今回はオンラインセミナーの概要はもちろん、メリット・デメリット解決策まで詳しく解説していきます。

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オンラインセミナーとは?


オンラインセミナーはオンライン上で開催されるセミナーのことで、Webセミナーやウェビナーとも呼ばれます。オンラインセミナーを開催する方法はいくつかありますが、ウェビナーツールとして提供されている所謂SaaSを利用するか、Web会議ツールではウェビナープランが用意されているものもあるので、まずは自社で利用しているWEB会議ツールがあれば、そのプランを調べて頂くと、コストや、自社のセキュリティ基準などの観点で導入が早いかもしません。

参加人数(同時接続数)や、アカウントの数、利用期間によって料金が違うので、予め、単発での利用なのか長期的な利用なのかをまずは検討いただき、ツールの調査を始めると良いです。ツールの中には年間契約を前提にするものも多いので、月額費用は安く見えても年間では大きな費用になるケースもあるため、注意が必要です。

▼オンラインセミナーのツールについては、下記の記事もご参照ください。
オンラインセミナーのツール選び!違いや選び方のポイントは?

 

オンラインセミナーはなぜ注目されているのか

オンラインセミナーが注目されるようになったきっかけの1つが、なんと言ってもコロナウイルスの感染拡大です。世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、外出の自粛が叫ばれるようになりました。

緊急事態宣言も出され外で人が集まるのが難しくなり、開催を予定していたセミナーやイベント、展示会などが次々に中止や延期に追い込まれてしまったのです。展示会やイベントは、企業が新規顧客を獲得するために欠かせないものです。

企業によってはセミナーを中止することで売上が激減してしまうケースもあり問題となりました。そこで、注目されるようになったのがオンラインセミナーです。オンラインセミナーであれば、会場に人が集まることなく自宅からでも会議やイベントに参加できます。

その利点を活かして、開催する予定だったイベントや展示会を、オンラインセミナーに切り替える企業が増えました。人と接触することがないためコロナ禍でも気軽に参加できるオンラインセミナーは、企業側、参加者側両方に様々なメリットがあり、集客に繋がる可能性が高いということで注目を集めています。

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オンラインセミナーのメリット

オンラインセミナーは企業側はもちろん、参加者側にも多くのメリットがあります。ここからは、企業側と参加者側、それぞれにどういったメリットがあるのかを紹介していきます。

企業側のメリット

まずは企業側のメリットについて解説していきます。

コストを抑えられる

セミナーを開催する時には様々な費用がかかりますが、そのコストを抑えられるというのがオンラインセミナーの大きなメリットです。オンラインセミナーはインターネット環境さえ整っていれば開催できるため、社内の会議室などを利用すればよく、わざわざセミナーのために会場を借りる必要はありません。したがって、会場のレンタル費用を抑えることができます。

また、会場がなくなることにより、会場内での運営をする人員も必要がなくなります、受付はログインのみになりますので、これまで受付用に雇っていたコンパニオンや、バックヤードのアルバイトスタッフや誘導人員なども手配が必要ありません。会場装飾もまた、受付から展示コーナー、セミナー会場など、造作の費用は全てなくなります。

配布物などの印刷費のコストを削減できるのも、オンラインセミナーのメリットです。参加者全員に資料を配布する場合、事前に資料を印刷して用意しておく必要があります。しかし、オンラインセミナーで使用するWeb会議システムには、資料などのデータをアップロードしたり共有したりする機能もついているため、資料を印刷する手間もコストもかかりません。

移動に伴うコストも削減できる。

会場を借りてセミナーを開催する場合、その場所に講師の方を招くための交通費や宿泊費、さらには食事代も必要なくなります。遠方の講師は、ZOOMなどのWEB会議ツールで参加いただき、その画面を配信することで、講演が可能になります。これは講師にとっても負担が少なく、機会を最大化できます。

参加者に対して会場までの利便性を向上するために、これまでバスなどでピストン輸送していたこともあったかもしれませんが、それも必要ありません。これまでのイベントは移動に対して非常に大きなコストがかかっていました。

日本全国・海外から広く集客が可能

つまり、オンラインセミナーは開催場所に縛られることがないため、より多くの集客が見込めます。特定の会場を借りてセミナーを開催すると、遠方の人は参加するのが難しくなってしまいます。

参加したいという意思があるにも関わらず、開催場所の問題で足を運べる人が限られてしまうのは勿体無いでしょう。オンラインセミナーなら場所に縛られることがないため、どこからでも気軽に参加できます。これまで、イベントをキャラバンしていたものは、WEB上で超広範囲化され、集客は本当の意味で最大化されます。

場所に縛られないということは、国内だけではなく海外からの参加者も見込めるということです。オンラインセミナーに切り替えることで、これまでアピールできていなかった層に対しても新規顧客開拓できるのは企業にとって大きなメリットになります。

これは参加者のみならず、海外の進んだ技術やトレンドを海外講師を招いてセミナーを行うとういことも言えますので、コンテンツとしての価値も上がるでしょう。また、Web会議システムの録画機能を使えば、当日参加できなかった人も後日配信を見ることができます。

多数の人に向けて情報伝達が可能

Webで商談を行う場合、一対一で行われるのが基本ですが、オンラインセミナーは講演者一人に対して多くの参加者を募ることもできます。同時に多数の人に対して情報を配信できるのはオンラインセミナーの魅力の1つでしょう。

情報伝達の効率が良いため、多くの見込み客に対して少ない時間でアプローチがかけられます。会場で開催するセミナーは、会場の規模によって参加人数が制限されてしまうことが少なくありません。それに比べると、オンラインセミナーはより多くの人が参加できる環境を整えやすいのです。

質の高いセミナーを提供できる

セミナーの質によって、得られる効果も大きく変わってきます。せっかく多くの人を集客できても、参加者が満足できるセミナーでなければ効果はあまり出ないでしょう。

例えば、会場でセミナーを開催する場合は、時間の制約があるため参加者の質問にすべて答えるのが難しくなります。しかし、オンラインセミナーであれば、アンケートやチャットの機能を使って、リアルタイムで多くの人の質問を受け付けることができるのでしっかりと参加者とコミュニケーションをとりながらセミナーを進めることが可能です。

参加者の声をしっかりと聞き入れることができれば、セミナーの質も高まり運営への信頼もアップするでしょう。また、オンラインで行ったセミナーを収録しておき、不十分だった部分を修正・加工して後からオンデマンド配信するといったことも可能です。ライブ配信ではなく、収録したセミナーを配信するといった方法もあります。

参加者側のメリット

ここからは、セミナーに参加する側にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

場所や時間の制限を受けにくく気軽に参加できる

オンラインセミナーはインターネット環境さえあれば、パソコンやスマホ、タブレットなどを利用してどこからでも参加できるため、場所や時間の制限を受けることが少なくなります。そのため、セミナーに興味があるけれど開催場所が遠く参加できないといったこともなくなります。

なお、オンラインセミナーに参加するには専門的な知識が必要と思う人もいるかもしれませんが、参加者側はWeb会議ツールを導入する必要がない場合がほとんどです。

また、会場まで出向くための移動時間、交通費も節約できるのは参加者にとって大きなメリットです。さらに、会場で開催されるセミナーの場合、当日に体調を崩してしまったり、天候が悪く外出できなかったりなどの理由で、急遽参加できなくなってしまうケースもあります。

しかし、オンラインセミナーであればそのようなこともなくなります。オンラインセミナー によって、情報収集のハードルは格段に下がりました。

主催者とのコミュニケーションが取りやすい

セミナーに参加しても、なかなか自分から質問することができないという人は多くいます。大勢の前に立ち、注目されるのは恥ずかしいと感じる人が多いためです。質問ができず自分が求める情報が得られなくなると、セミナーに参加するメリットが半減してしまいます。

しかし、オンラインセミナーであれば、チャットを使って個別に質問を投げかけることができるため、恥ずかしい思いをする必要はありません。質問する時の心理的なハードルが低くなり、積極的にセミナーに参加できるようになるのがオンラインセミナーのメリットです。

動画を繰り返し視聴することが可能

オンラインセミナーの中には、オンデマンド配信されているものも多くあります。オンデマンド配信では録画したセミナーの動画をいつでも自分が好きな時間に視聴できます。例えば、リアルタイムでセミナーに参加した際に、聞き取れない言葉や理解できない内容が出てくることも少なくないでしょう。

そんな時でもオンデマンド配信で後から確認できるので便利です。また、動画を巻き戻したり一時停止できたりするので、繰り返し何度も見て復習することができます。個人の理解度に合わせて、動画を繰り返し視聴できるのは参加者にとって大きなメリットと言えるでしょう。

さらに、配布された資料は後からダウンロードすることができるため、セミナー終了後に気軽に見返したり、社内での共有も容易かつ、スピーディです。

 

オンラインセミナーのデメリットと解決策

企業側にも参加者側にもメリットがあるオンラインセミナーですが、デメリットもいくつかあります。ここからは、オンラインセミナーのデメリットと、その解決策を解説していきます。

参加者の集中力が持続しにくい

オンラインセミナーは、参加者の集中力が持続しにくいというデメリットがあります。自宅からでも気軽に参加できるのがオンラインセミナーのメリットですが、会場とは違い自宅はリラックスできる空間のため、集中力が途切れやすくなります。

会場で開催されるセミナーの場合、たとえつまらない内容でも途中退席しづらいものです。対して、オンラインセミナーでは、セミナーの内容がつまらないと感じた参加者は、他の仕事や作業を始めてしまったり、ボタン一つで他のページへと離脱してしまいがちです。

そこで、参加者の集中力を持続させるためには、ストレスを与えないことが重要です。音質に問題はないか、画質は悪くないかなどを事前に確認し、参加者が快適に視聴できる環境を整えておきましょう。

発信者が快適な通信環境を整えていたとしても、参加者側の通信環境が悪ければトラブルの発生は避けられません。参加者側の問題はどうにもなりませんが、映像や音声が最低限届けられるように発信者側ができる対策はすべてやっておくべきです。

指定ブラウザや、OSなどの推奨環境は必ず事前に視聴者へ伝えましょう。有料イベントでは、視聴者が見れないと言うことはクレームに直結します。

配信時、無線LANはケーブルを繋ぐ必要がなく設置が楽ですが、環境によっては通信が途切れやすくなるというデメリットがあります。オンラインセミナーを開催する時は、配信中のトラブルを避けるためにも必ず有線LANを利用するようにしましょう。

また、配信環境以外にも、講演者は声の大きさやスピードに気をつけたり、見やすい資料を用意したり、演出を取り入れたりするなど、参加者を飽きさせないような工夫をしておくことも大切です。コンテンツは長尺は向いていませんので、なるべく60分未満には抑えたいところです。

香りや食感は伝えられない

様々なイベントをオンラインセミナー に置き換えられるとは言え、香りや食感を伝えるのは至難の技です。

これをWEB上で伝えるためには、例えば、事前にサンプル品を視聴者へ発送し、セミナー開催時にサンプル品を使っての解説やセミナーを行うことで、これをカバーする方法をとっている企業もあります。

偶発的な発見、出会いが創出しにくい

オフラインのイベントでは、展示会場を歩いているだけで声をかけられ説明を受けたり、目に入る看板からは新しい情報が受動的に大量に入ってきます。マッチングイベントなどでは、同じテーブルの方との会話の中で自社にとっての新しい出会いがあったと思いますが、オンラインセミナーにおいてこれは、参加者が能動的に情報を取得していく必要があるため、リアルに比べるとどうしても弱くなります。

そこで、主催社はサイトの作りや機能でこれをカバーする必要があります。リコメンデーション機能を作ったり、検索タグで類似品を並べて見せたり、マッチングの機能を作ることで、なるべく参加者が受動的に情報を取得できるような工夫を取り入れます。

例えば、ポイントラリースタンプラリーと言った回遊性の向上につながる機能も偶発的な出会いに貢献できるでしょう。

 

まとめ


オンラインセミナーを始める時に、どんなサービスを利用しようか迷っているのであれば「EXPOLINE」がおすすめです。

事前登録動画の配信コンテンツ制作などすべての作業を任せることができるため、オンラインセミナーの準備をする時間がないという時にも便利です。また、運営会社が保有している撮影・ライブ配信スタジオを利用できる他、手厚い事務局対応やサポートも受けられます。

一部上場企業を含む多くの大企業が導入してため、クオリティの高いサービスが期待できるだけでなく安心して任せることが可能です。

さらに、カスタマイズの自由度も高いので、多くの人を惹きつけるオリジナリティ溢れるイベントを開催できます。オンラインセミナーの開催に不安を感じている方は「EXPOLINE」を利用してみてはどうでしょうか。


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