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昨今、開催の数が増してきているオンラインセミナー。その配信方法には、ライブ配信と録画配信の2つがあります。
本記事では、そんなオンラインセミナーの配信方法について、録画配信にフォーカスを当て、録画配信を行う方法やメリット・デメリットについて詳しく解説いたします。
オンラインセミナーにて録画配信をお考えの方や、オンラインセミナーの配信方法について今一つ理解ができていない方は、是非本記事をご一読ください。
▼ライブ配信については、下記の記事をご参照ください。
はじめてのライブ配信!その強みや活用法、必要な準備まで徹底解説!
オンラインセミナーとウェビナーの違い
まず初めに、オンラインセミナーとウェビナーの違いについてご説明します。呼び名が異なるこの2つですが、どちらも同じ意味を指します。
ウェビナーとは、Webとセミナーを組み合わせた単語で、文字通りWebを通して行われるセミナーを意味しています。また、オンラインセミナーもその名の通り、オンライン上で行われるセミナーのことを意味します。
呼び名は異なりますが、どちらも同一の形式であることを把握しておきましょう。
オンラインセミナーの録画配信とは
本記事の冒頭にて、オンラインセミナーの配信方法にはライブ配信と録画配信の2つの方法があることをご紹介しましたが、録画配信においても大きく2つの方法があります。
ここからは録画配信について、オンデマンド配信と疑似ライブ配信の2つをご紹介します。
オンデマンド配信とは、オンラインセミナーで配信した内容を録画し、いつでも見られるよう設置しておく方法で、
疑似ライブ配信とは、あらかじめ撮影・編集した録画データを決められた時間に配信する方法です。疑似ライブ配信の場合、そのタイミングでしか配信を見ることはできません。
オンラインセミナーで配信した内容を録画配信
まずは、オンデマンド配信について詳しく解説いたします。この形式の特徴として、事前の編集が可能なため完成度の高い動画を視聴者に提供できる点があります。SE音(効果音)などの演出を付け加えたり、尺(動画の長さ)も適切にコントロールできます。
また、事前にライブで行った際の収録データをそのまま設置する「アーカイブ動画」という手法もあります。
この手法はオンラインイベントの雰囲気や臨場感を味わうことができる点が特徴です。また、リアルタイムでライブ配信を視聴していた参加者からの質問やその返答も録画することができるため、録画配信での視聴者に、同じ視点からの疑問やそれに対する回答を共有することができます。
その一方で、ライブ配信時にトラブルが発生した際には、編集で切り取れる場合があるものの、そのまま録画映像に残ってしまう可能性もあります。
配信用に撮影した録画データを配信
次に、疑似ライブ配信について解説いたします。疑似ライブ配信はライブ配信とは違い、オンデマンド配信の工程同様に、事前に撮り直しや不要な箇所のカット、BGMの挿入といった編集を加えることが可能で、完成度の高い配信動画を録画することができるのが特徴です。
動画というのはもともと情報量が多いメディアですが、編集や修正を加えることで更に情報伝達のクオリティが上がり、より参加者がセミナー内容への理解を深めることができます。
また、ライブ配信に比べ、機材トラブルや人為ミスといった失敗のリスクを格段に減らすことができます。
テレビ番組はほとんどがこの形式をとっており、そのタイミングでしか見れないため、限定感から集客にも貢献します。
オンラインセミナー録画配信の方法
ここからは、オンラインセミナーの録画配信方法について、ウェビナーツールを用いて録画配信する方法と動画配信プラットフォームを用いて録画配信する方法の2つをご紹介します。
ツールによって搭載されている機能や特徴は異なるため、オンラインセミナーの開催目的や形式に応じて、利用するツールを見極めるようにしましょう。
ウェビナーツールで録画を配信する方法
まず初めにご紹介するのは、ウェビナーツールを用いた録画配信方法です。具体的にはZoomなどがこのウェビナーツールにあたります。
ウェビナーツールを用いた録画配信の特徴として、ライブ配信したウェビナーの録画データをそのまま保存し配信することができる点や、クラウドに保存されるため動画ファイルもしくはURLで簡単に共有をすることができる点が挙げられます。
また、動画ファイルやURL1つで誰でも簡単に視聴できるため、参加者の負担を減らし視聴を促進することができます。
▼ウェビナーツールの選定方法については、下記の記事をご参照ください。
オンラインセミナーのツール選び!違いや選び方のポイントは?
動画配信プラットフォームで録画を配信する方法
次に、動画配信プラットフォームを用いた録画配信方法についてご紹介します。無料で利用できるものだと、YouTubeがその代表的な例でしょう。
動画配信プラットフォームで録画を配信する場合は、用意した録画データを見やすいように編集して配信することができたり、閲覧権限を設定し対象者にのみ配信することができます。
また、有料の動画配信プラットフォームを利用すると、誰がどのコンテンツをどれくらい閲覧したのかといった詳細なデータを収集・分析することも可能になります。
オンラインセミナー録画配信のメリット
では、オンラインセミナーを録画配信で行うと一体どのようなメリットが得られるのでしょうか?ここでは、ライブ配信では得られない録画配信独自のメリットについて、代表的な4つをご紹介いたします。
ライブ配信との違いを把握しておくことで、オンラインセミナーを録画配信で行う意義を正確に理解することができるでしょう。
何度も同じ配信が可能
1つ目のメリットは、同じ動画を様々な場面で何度も配信できることです。オンラインセミナー開催時に録画配信用の動画を作成してしまえば、その後営業活動や社内研修を行う際に資料としてその動画をそのまま流用することが可能なため、業務の効率化を図ることができます。
また、毎回同じクオリティのセミナーを提供することができるため、毎年同じ内容のセミナーを開催している企業は、特にこのメリットを実感できることでしょう。
使いまわせる事でコストの削減ができる
2つ目のメリットは、動画の使い回しが可能なためコストを削減できることです。オンラインセミナーを開催するとなると、企画や準備、配信後のフォローなどどうしても手間やコストがかかってしまいます。
しかし、録画配信用の動画を一度作成してしまえば、のちのオンラインセミナー開催時にもその動画を使い回すことができるため、動画作成費用や作成にかかる人員を減らし、コストや工数を削減することができます。
セミナーの参加者を獲得しやすい
3つ目のメリットは、セミナーの参加者を獲得しやすい点です。もともとオンラインセミナーは、web環境が整っていればどこからでも参加ができ、移動時間も不要なため集客率が高いのが特徴です。
とは言え、日時が定められていると人によっては都合上参加を断念せざるを得ないケースもあるでしょう。しかし、録画配信として動画を残しておけば、自由な時間に配信を視聴することができます。
そのため、参加者が都合を合わせやすくなり参加人数を確保することができます。
録画配信の内容を変えたい場合は編集も出来る
4つ目のメリットは、録画配信の内容を変えたい場合に編集を加えられることです。例えば、セミナー開催時に参加者へのアンケートを実施したり、ご意見ご感想等を集計すれば、そこで上がった改善点を編集によって修正することができます。
このように録画配信では、編集による配信動画のアップデートを常に繰り返すことができるため、参加者の理解をより深める動画を配信することができます。
オンラインセミナー録画配信のデメリット
さて、ここまで録画配信のメリットについてご紹介してきましたが、少なからずデメリットも存在します。ここからは、そんな録画配信のデメリットについて、代表的な3つとその対処法をご紹介します。
録画配信におけるデメリットをあらかじめ正しく理解し、対策を講じることで少しでもそのデメリットを補うことができるでしょう。
参加者の状況がわかりづらい
1つ目にご紹介するデメリットは、参加者の状況が分かりづらいことです。録画配信は、参加者が録画された動画を眺めるだけの一方向の配信になってしまうケースが多く、参加者がどのコンテンツに興味や関心を持っているのか把握するのが難しいというデメリットがあります。
その場合には、アンケートや感想の回収などを実施することで参加者の興味関心を把握し、開催後のフォローに活かせるようにしましょう。
質問などにリアルタイムで答えられない
2つ目のデメリットは、参加者からの質問などに対してリアルタイムで回答ができないことです。参加者が動画を視聴する中で疑問に感じた点があったとしても、録画配信の場合その時にすぐ質問をすることができません。
また、質問を送ることができたとしても、回答までにタイムラグが生じてしまうケースが多くあります。
この対策として、録画配信中にチャット機能での質疑応答を行う方法があります。録画配信にリアルタイムでの対応を組み合わせることで、参加者の疑問点や不明点を解消し満足度を高めることができるでしょう。
情報鮮度が低くなる
最後にご紹介するデメリットは、伝達する情報の鮮度が低くなってしまうことです。ライブ配信は、配信時点での最新情報を伝えることが可能なため、情報鮮度の観点で言うと、日々刻々と状況が変化する昨今の環境下では有効的な配信方法です。
その一方で、録画配信は事前に録画・編集を済ませ万全を期していても、配信本番までの間に環境に変化が生じてしまうと映像を撮り直さなければなりません。
そのため、録画配信を行う場合は特に情報の移り変わりに注意を払っておく必要があります。
録画配信とライブ配信の費用比較
よくある質問として、「ライブ配信と擬似ライブ配信のかかる費用は、どちらが安いのか高いのか」というものがあります。
収録から配信が終わるまでの工程でコストを見ると、まず、事前収録の工程ではライブ配信は事前収録が無いため、録画配信より安いです。
次に配信工程ですが、ライブ配信では機材もそうですが配信に人手がかかります。かたや録画配信の配信日はPCが1台、人は1名いれば基本的には配信できるため、配信日は録画配信の方が格段に安いです。
つまり、実は両者においてどちらが安いというのは一概に言うことはできないのです。配信するコンテンツの中身や量によって左右されるため、概要を設定した上で見積もりを取得する他ありません。
まとめ
今回はオンラインセミナーの配信方法について、録画配信にフォーカスを当て、その方法やメリット・デメリットをご紹介しました。
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